ホームセキュリティなどの防犯対策を取り入れる前に、空き巣や泥棒がどのような行動パターンでどういった家やマンションを狙うのか確認しておきましょう。
防犯カメラやセンサーの設置、ホームセキュリティを導入する際にも、何を意識して、どこを監視するべきか、下記項目を読みながら考察してみるといいかもしれません。
一戸建ての家とマンションの狙われるポイントをまとめてみたので確認してみましょう。
泥棒や空き巣はどのような家を狙って金品を獲得するのでしょうか。
当たり前ですが、見通しが悪い通りに面していたり、死角が多い家は非常に危険です。
塀が高い家は一見安全そうに見えますが、一度侵入されてしまうと外から見えないので、格好の獲物になってしまいます。
同様に、草木が生い茂っている家も、見通しが悪くなる為、狙われやすいです。
意外と大丈夫そうに思えて、危険なのがバルコニーや囲いのあるベランダです。
内側に侵入し、しゃがめば周囲から見えなくなるので、鍵を開けたりするのも周りの目を気にすることなく、泥棒が侵入・隠れる場所としても最適なのです。
夜が遅くなりがちの人はテレビをタイマーで付けたり、照明が自動でつくようなタイマーを取り付けることも効果的です。
また、死角になりやすい近隣の家の隙間や家の裏側には監視カメラやセンサーライトを設置するといいでしょう。
泥棒は光や音がする家はなるべく狙わないようにしているので、庭には歩くと大きな音がする防犯砂利を使うのも効果があります。
マンションに住んでいる人も防犯対策は必要です。
特に駅に比較的近い(半径500m以内)物件や、4階建て以下のマンションは要注意です。
駅近は比較的賑わっているので安全そうに思えますが、地価が高いこともあり、ある程度の所得がある人が住んでいる可能性が高く、逃走を容易にするという理由からも、狙われやすいので危険です。
1階や2階は簡単に侵入できるので、ターゲットになることが多いですが、最上階も非常階段から屋上へ入り、ロープでベランダに降りて侵入する下がり蜘蛛という方法があるので決して安心とは言えません。
どこの階層に住んでいても、少し家を空ける際には必ず施錠をするようにしましょう。
また、一般的に高層階のほうが、高所得者が住んでいることが多いので、そこを狙ってくる泥棒もたくさんいます。
一軒家同様、見通しが悪い場所に建っているマンションや管理人がほとんど不在の場所は狙われやすいので注意が必要です。
オートロックがついているマンションはなんとなく安全なイメージがありますよね。
確かに知らない人の訪問を防いだり、チャイムが鳴ってもカメラで顔を確認してから開けられたり、便利なものですが、防犯対策としては効果が薄いです。
マンションには必ず非常階段が設置されています。
二ヵ所に非常階段が設置されているマンションの場合、片方は外に面していることが多いので、誰でも非常階段を使って屋上近くまで侵入することが出来てしまいます。
また、マンションは住人か泥棒か判断がしづらいという難点があります。
住人がオートロックを解除した際に、住人を装い、後ろから入って来てしまうことも少なくないので、思っている以上に狙われています。
かならず外出時には鍵をかけ、鉢植えの下や郵便受けに鍵を隠すことは控えることをおすすめします。