ホームセキュリティ 防犯対策

ホームセキュリティに加入していても空き巣の被害に合う

空き巣の被害

ホームセキュリティを導入し、防犯対策を万全に行っているつもりの家でも空き巣の被害に合う方は多いです。


住宅の種類によって、空き巣の侵入手段は異なりますが、警視庁の統計によると、どの住宅においても無施錠が3割から4割を占めているのです。


無施錠の場合、侵入に要する時間が一切ない為、非常に短時間で犯行が可能になってしまいます。


近くのコンビニに行くだけだから、ゴミ捨てにいくだけだからと短時間の外出でもきちんと施錠をすることで、空き巣の被害に合う確率を大幅に減らすことが出来るのです。


窓からの侵入を防ぐホームセキュリティ

空き巣の侵入手口

侵入手口はピッキングやサムターン回し、ガラス破りなどで外から鍵を開けて侵入するか、無施錠のどちらかがほとんどです。


窓からの侵入されたケースは全体の7割近くを占めており、対策がしづらいのも事実です。


一般的な住宅で多く使われているクレセント錠は突き破りや焼き破りなどで簡単に開錠することが出来てしまいます。


それを対策するためには暗証番号付のクレセント錠や室内を警備できるホームセキュリティがおすすめです。


鍵を施錠することが一番の防犯対策

空き巣の被害

防犯対策として、一番初めに行うことが出来るのは、家を出る際には必ず施錠することです。

無施錠で泥棒に入られてしまったというのは、きちんと管理していなかった住人の責任でもあります。


しかし、玄関などの出入り口から空き巣が侵入するケースは全体の3割近くを占めているので、施錠していても被害に合う方もいます。

今ではピッキング対策を施した鍵は多くみられるようになりましたが、それ以外にも色々な種類の防犯対策用の鍵が存在します。


シリンダータイプ

日本では多くの家でシリンダータイプの鍵が使われていますが、このタイプの鍵はどんなものに変えてもピッキングは防げないと言われています。

しかし鍵を開けるまでの時間をかけさせることで侵入を諦めさせることができます。


シリンダータイプで防犯効果が高いと言われているものは、ローシリンダー錠とディンブルシリンダー錠です。

双方ともに中の構造が複雑でスペアキーが作りにくいほどなので解錠までに非常に時間がかかります。


基本的に空き巣は侵入までに5分以上かかる場合には侵入を諦めるという統計結果がある為、ピッキングまでに5分以上かかると認定された錠につけられるCPマークを参考にするといいかもしれません。


暗証番号タイプ

防犯効果の高い錠として、暗証番号タイプの鍵が挙げられます。

こちらは鍵自体がないのでピッキングのしようがありません。

また日常生活でも非常に便利で、鍵の閉め忘れや紛失などもなくなります。


しかし逆に番号さえ知っていれば解錠は可能なので、同じ番号を使い続けていたり、ボタン部分が擦り減っていたりすると簡単に侵入されてしまうので、定期的な番号変更が必須です。


ICカードキータイプ

最近加わった新たな鍵ではICカードキータイプのものと指紋認証タイプのものがあります。

ICカードキータイプのものは、現在駅の改札などでも使われているSuicaなどと同じシステムの鍵です。


お財布ケータイの付いているスマホや携帯電話でも鍵の解錠が可能なので鍵の紛失が少ないこともポイントです。

また、このようなタイプの鍵はカードキーのIDが複雑で合鍵を作るのが難しい為、防犯効果は非常に高いといえます。


指紋認証タイプ

指紋認証タイプのものは、その名の通り指紋で解錠が可能な最新の鍵です。

昔から開発はされていましたが、手の汚れなどで読み取りが正しく行われないなど不具合が多くあったのですが、最近では研究が進み非常に高性能な物になりました。


もちろん何人もの指紋を登録できるので自宅だけではなく、会社などの多数の人が出入りする場所でも便利な鍵となっています。


また、鍵の機能以外にも火災センサーや防犯アラームなど非常時にも使える機能が備わっています。

価格は他の鍵よりも割高となってしまうのですが、そのセキュリティ性の高さと利便性は群を抜いています。


鍵の種類を変えるだけでもかなりの防犯効果になるので、万が一、古いタイプの鍵を自宅で使っている場合は交換してみるのも手です。